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オリンパスの株価は、どうなるのか?
オリンパスの一連の報道により、株価は乱高下するとともに、
我々、公認会計士の業界にも激震が走りつつあるようです。
オリンパスに関しては、事実関係がまだ不明確ではありますが、
あらためて、「何が、どれくらい悪いことなのか?」の判断って難しいな、と思います。
オリンパスがどうこうではなく、一般論としてですが・・・
関与する人の範囲でいうと・・・
・組織ぐるみの粉飾決算
・ごく一部の経営者による粉飾決算
目的でいうと・・・
・財テクの損失の穴埋めのための粉飾決算
・業績を良く見せるための粉飾決算
結果論かも知れませんが・・・
・反社会勢力とは全く関係のない粉飾決算
・反社会性力と関係のある粉飾決算
など、ひとことで粉飾決算といっても、いろいろなタイプがあり、
(どれも悪いことなのですが)特にどれが悪いのか?という判断がとても難しいところです。
ただやはり、なんといっても、
「反社会勢力と関係のある粉飾決算」
次いで、
「組織ぐるみの粉飾決算」
が特に悪いと考えられているようです。
これらを考慮して、上場維持、廃止といったことが判断されていくのだと思います。
株価も当然、それを反映します。
今現在起こっていることの、「何が?」「どれくらい?」悪いことなのか、ということを判断するのは、
簡単なようで、とても難しいです。
2011.11.19
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