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できることに集中する
ある会社で4人が中心になって企画を進めている。
その企画の基本的な方針を決めるときの話。
Aさん
「基本方針は従来からのものを
こういうふうにパワーアップしたものにしようと思うのですが。
先輩はどうですか?」
先輩
「う~ん、けどなあ、
会社全体の方針があまりないからなあ。
上に聞いてみんと、なんとも言えんなあ。」
Aさん
「いやいや。
上の方針なんて特にないんやから、
僕たちで決めたのをねじこめばいいんですよ。
方針がそもそもないんやから、
きっと受け入れられますよ。
先輩自身の考えを聞かせてください。」
多くの人が職場での不満を上司のせい、部下のせいにしている。
それは見方によれば、全く正しい。
たとえば、上司の仕事の方針が不明瞭だからプロジェクトが二転三転して、
成果はないのに疲労する。
部下は、上司が明確な方針を打ち出し、
リーダーシップを取ってプロジェクトを進めてくれることを期待する。
しかし、それは夢のまた夢。
実際には、いっそう事態は複雑なものとなる。
このとき、上司の仕事のできなさを批判してしまっては、
チーム内の感情的な対立は根深いものとなる。
私なら、上司が変わることを期待したりなどしない。
冷たいかもしれないが、仕事のできない上司に何も期待などしない。
(別に、バカにしてるわけじゃない。
上司は最終的な責任を取る、ってだけで、十分と思う。)
自分ができること
自分自身が変えられることに集中する。
それ以外は無駄。
上司が変わることを期待しても無駄。
他人の行動を変えることなどできない。
できるのは
自分の行動を変えることだけだ。
上司に仕事の方針がないのなら、
自分で作って上司に提案すればいい。
あるいは
チーム内で問題の認識を共有するためのミーティングを重ねたうえで、
上司に提案することもできる。
組織全体の問題として組織のトップに提案することもできる。
上司を無視して強引に進めるという方法もある。
とにかく、
他人が変わることを期待していても、なんら事態は変わらない。
自分自身も成長しない。
外部的な要因は所与のものとして、
自分ができることにどれだけ集中することができるか?
このことこそが大切だ。
2011.11.17
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