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「初心者にもできる長期投資で厳選銘柄を探そう!」第5回 四半期決算の順調な株を探そう!【四半期決算 編】①

それでは、皆さん、改めまして、こんばんは。アクションラーニングの日根野です。今回もよろしくお願いします。早いもので5回目ですね。

 

今日は四半期決算ということで取り上げていきたいと思います。今までの長期投資のお話に比べるとちょっと短期的というか、視点は長期なんだけれども、長期投資でいながら何か変化がないかどうかをきっちり確認しようというのが今日の四半期決算をチェックすることの目的です。

 

ということで、理論編のところでは「四半期決算を見極めるポイントとは」ということでやや理論的なお話が多かったので、今日はできるだけ個別銘柄をたくさん紹介しながら、最後のほうにはレジュメにも入れてない、ちょっと最近注目してる個別銘柄なんかも紹介しながらやっていきたいと思います。

 

いろんな話をしてきましたね。第1回では1株価値の話、第2回ではディフェンシブで成長サイクルを狙おうというお話、第3回ではROEに着目して超有名優良銘柄ってどんなのかなという話、第4回ではこれからまだまだ伸びるゴールドラッシュな業界はどこかなという話をしてきました。

 

そして、今日の四半期決算のチェックということです。ちょっと皆さんに聞いてみたいんですけれども、投資先企業の四半期決算ってチェックされてますか?

 

チェックしている方が多いですね。皆さん、勤勉ですね。ネットで短信を見る時、表紙だけなら1~2分で見れますので、絶対チェックしたほうがいいです。

 

では、皆さん、決算短信を見るとき、どんなところを見ていますか?

 

「売上と利益」、そうですね。なぜそれを確認すべきかということを、実際に事例も交えながら確認していきましょう。

 

やっぱりなんとはなしに分かっていても、やっぱり理屈で理解しておくと、いろんなときにうろたえなくて済みますよね。トランプショックがあってもうろたえなくて済みます。

 

では、質問です。業績予想に対する進捗率ということをよく言うんですけど、進捗率ってどうやって計算するかご存じですか?

 

改めて言われると、「どうだったっけ?」ってならないですか?進捗率は会社が出しています。よく分からないっていう方のほうが、むしろ多いですね。

 

会社は基本的に自主的に業績予想を出しています。「今年の売上はいくらになる予定だよ、計画だよ、利益はこれぐらいになる計画だよ」ということを、会社は自主的に発表しています。これはもう自由です。

 

目標の絶対に必達できるっていうラインを示すのも1つです。この会社の業績予想を分母として、例えば第1四半期だったら第1四半期、第2四半期だったら第2四半期の実績値を割ることで計算されます。

 

なので、杓子定規に考えれば、第1四半期時点で25%達成してたらよい。第2四半期で言えば、50%達成できてたらよい。第3四半期であれば、75%達成できていればよいということになります。

 

でも、皆さん、ちょっと次の質問です。第1四半期なら25%達成できてたらよい、こういうふうに単純に考えていいですか?

 

そうですよね。企業の業績には季節変動があるんですね。どうですか、皆さん、会社で働いてらっしゃる方、あるいは昔働いてたよっていう方はなんとなくピンと来ますよね。

 

皆さんが勤められてた会社ってすごく業績が伸びるというか、忙しい季節と「いや、今月は暇だな」っていう時期と、たぶんありましたよね。

 

皆さん振り返ってみると、業績変動ってありますよね。自分はいつ頃が忙しかったか、ちょっと思い出してみてください。きっといろいろあると思います。

 

ちなみに、私は会計士ですので、会計士は監査をします。ということは、監査をする会計士にとっていつが一番忙しいかといえば、4月と5月でした。

 

我々が投資してる企業についても、当然業績の季節変動があります。なので、四半期ごとに業績を見るときに、この季節変動を、ちょっと気にしておかないといけないわけです。

 

年間の決算だったら、うるう年がある年を除けば、ほぼ同じですからね。ところが、四半期は結構季節変動があるということです。

 

 

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これはイオンディライトという、イオンを中心としたビルのメンテナンスをする会社、サービスをしている会社の四半期ごとの業績の推移を示しています。皆さん、これを見てどんな印象を受けましたか?ちなみに、この赤色の線が売上高の推移になっています。そして、この紺色、青色の線が株価を意味しています。

 

このイオンディライトという会社ですが、四半期ごとの利益の推移は左から、2014年度の第1四半期、第2四半期、第3、第4、そして2015年度の第1、第2、第3、第4となってます。

 

今「第2四半期と第4四半期がよい」というコメントがありました。そうですね。第2四半期と第4四半期がよい会社なんです。

 

逆に言えば、第1四半期と第3四半期がちょっと他の、第2と第4に比べると、やや落ち着いてるということが、ここから読み取れます。

 

まず皆様に分かりやすい、一番きれいなパターンを見ていただきました。これから変則的なパターンをいろいろ見ていただきます。

 

ちなみに、このグラフですけれども、アクションラーニングで独自に開発しているツールです。これはどう見るかといいますと、各四半期の1株利益に対して20とか、あるいはその他係数をかけて、さらにそれを1年分に4倍にして1株価値を計算したのがこのグラフになっています。

 

なので、基本的にはこの棒グラフよりも株価が下にあれば割安、この棒グラフよりも株価が上にあれば割高というふうに見ることができます。便利でしょう。

 

続いて、今、話のテーマは、企業ごとに季節変動があるということと、そこそこいい会社を紹介しているので、こんな会社があるんだなと知ってください。さっきのイオンディライトも、もう私たちアクションラーニングの中ではもうかなり優良な銘柄という位置付けです。

 

(②へつづく)

2017.06.24

カテゴリ:メディア情報

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