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「初心者にもできる株式長期投資」第3回 景気循環株とディフェンシブ株どちらに投資する?①

 

 皆さん、こんばんは。アクションラーニングの日根野です。「初心者にでもできる株式長期投資」シリーズ、第3回ですね。よろしくお願いします。

 

前回の感想を皆さんからいただいております。「今回の日根野先生のセミナーは本当にわかりやすかったです。なんてわかりやすいんだと目からうろこでした。ありがとうございます」。ありがとうございます。非常にいいメッセージをたくさんいただきました。ありがとうございます。

 

では、前回何をお話ししたかというと、1回目は全体的な話をしましたが、第2回目は1株価値の話をしました。1株価値ってこうなんだよ、こうやって計算するよって話をしたのと、もう1つ大事だったのは、景気循環株は1株価値の計算方法をよく注意してくださいねということですね。10期平均とか、過去の1期だけではなく、ある程度平均的な利益をとって1株価値を計算したほうがいいですという話をしました。

 

今日はかなり重要です。そして面白いです。レジュメをつくってる段階で私が面白かったので、面白いと思います。ディフェンシブと景気循環の違いや、成長、成熟、衰退サイクルについてお話をします。

 

 

—景気循環株とディフェンシブ株の違いとは何か?

 

では、まず皆さんに質問ですが、投資をするときに景気循環株やディフェンシブ株を意識し、区分できていますか。半々ぐらいですね。意識してない人のほうが多いかもしれませんね。これは危険です。そして、株式投資の一番面白いところを見ていないので、損してると思います。株式投資の醍醐味ですからね。

 

ではまず、この図をご覧ください。

 

2-2

 

 

上場企業に投資するときにこのマトリックスに当てはめます。例えばトヨタはこの6マスの中のどこに当てはまるのかなとか、あるいはキッコーマンってこの中のどこに当てはまるのかな、味の素ってどうかなというように、すべての企業をこの6つの中のどこかに分類します。

 

それによって見方を整理することができるわけです。なので、これは非常に重要だと思ってます。ではこの図が具体的に何のかということを今日は中心にお話ししていきます。まず、縦軸はディフェンシブです。その株がディフェンシブなのか、景気循環なのかということです。

 

まずはこの縦軸に注目しましょう。ディフェンシブというのは、例えば食料品・日用品です。生活に密着しているものです。思い当たるものはありますか?

 

「医薬品」、いいですね。文房具とかもそうですよね。考えるポイントは、景気が悪くなったら使わなくなるかということです。例えば、携帯。私はガラケーですけれども、景気が悪くなったから携帯を解約する、ということはないですよね。そんな人を僕は聞いたことがないです。景気が悪くなったから水を飲まなくなる、ないですね。景気が悪くなったから食べ物を食べなくなる、ないですよね。

 

というふうに、景気の良し悪しに関係なく日常的に消費されるもの、これがディフェンシブ株の特徴です。ディフェンシブなマーケットを対象にしてるという企業ですね。もう少し違う言い方で言いますと、BtoCビジネスである場合が多いということです。

 

BtoCビジネスとは何か、わかりますか? BtoCのBというのはビジネス、企業のことです。Cはコンシューマーなので、消費者ですね。要は、一般消費者向けのサービスや商品である場合が多いです。介護サービスなんかもそうですね。医療サービスもそうです。個人向け、要するに我々が消費者として使っている商品、サービス、これがBtoCのビジネスです。

 

こういうものを取り扱ってる企業、こういうマーケットを対象にしてる企業をディフェンシブな企業、ディフェンシブ株と呼びます。もう1つ特徴としては、今ここまで話してきたことから推測できるように、その需要が人口に比例する場合が多いということです。

 

例えば食料ですけれども、今地球上で約70億人ほど人がいます。1日基本みんな3食食べますよね。もちろん食べれない、そういう人たちもいます。地球上で平均すれば、1日2食ぐらいかもしれません。ということは、今地球上でおしなべて言えば、1日当たり140億食、140億回食料が消費されてるということですよね。70億人いれば、大体70億着ぐらいの服が着られてるわけですよね。

 

というふうに、消費量が基本的に人口に比例しやすいという特徴があります。これがディフェンシブ株です。私たちアクションラーニングとしては、このディフェンシブ株を推してます。その理由は後でまた説明します。

 

ではその反対です。景気循環株とは何でしょうか。どんな特徴があるのかということですけれども、景気循環株というのは、例えば機械装置をつくる企業です。あるいは、工場で使ってるような生産装置などもそうです。違う言い方で言うと、耐久財です。1度買ったら何年間も使える。これが景気循環株の特徴である場合が多いです。

 

もちろん例外もあります。例外は後で、後半でお話しします。もう1つ特徴としては、BtoBビジネスである場合が多いことです。企業から企業、要は一般消費者の人があまり知らない企業ということですね。例えば、ファラックの商品を個人で買ってる人っておそらくいないですよね。森精機の商品、製品を個人で買ってる人ってまずいないですよね。

 

というように、BtoBビジネスは企業から企業に売っているものです。ただ、例外はいろいろあります。この例外があるから株式投資って面白いと思うのですが、BtoCビジネスでも、例えば住宅があります。住宅は個人が買いますよね。自動車も個人が買います。こういうものはBtoCビジネスだけれど、耐久財としての性格が強いので、こういうものを扱っている企業は景気循環株ということですね。

 

ここまでよろしいでしょうか?(②へつづく)

2017.05.06

カテゴリ:メディア情報

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