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公認会計士に学ぶ!銘柄選択に役立つ主要6業界を徹底解説!第1回 日本を代表する「製造業」について学ぼう!⑦

こんな感じでどんどん行きますよ。石油ガスを思い出してください。今日ちょっとネガティブな流れで紹介しました。川上ですね。川上の企業でした。国際石油開発帝石、バリューの推移はどうですか?感想を述べてください。

 

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海外売上は多いんですね。ところが、このグラフの形を見てください。どう思いますか?さっきまでの企業と違うような気がしませんか?「低成長」、「成長性がない」という意見が出ました。安定してるといえば安定していますよね。みなさんなら買いますか?

 

私なら買わないですよね。前半部分の話で行くと、Aの市場(成熟・衰退 × 寡占)で戦っているわけです。海外のマーケットでも戦っているので、単純にこの形ではないんですけれど、こんな感じですよね。でも、配当が高いなどの理由で、個人投資家には人気があるみたいです。

 

JXTGホールディングス、これも川上の企業ですね。

 

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もう次に行きます。これも川上の会社ですね。新日鉄住金、どうでしょうか?

 

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次に行きましょう。

 

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LIXIL、ここはパッとしないグラフなんですけど、ただ海外売上がすごく伸びてきてて、この先跳ねるんじゃないかなと私はちょっと実は期待しています。特徴は売上の増加です。売上が急激に増えてる、しかも海外売上が急激に増えているということですね。ただ、今、業績にはまだそこまで出てないですよ。でも、海外に積極的に進出する前までのところと後のところで変わってるんですよね。なので、ここは注目だと思います。この先ビュッと上がっていく可能性があるかなと思って、注目して見てます。

 

次は非鉄金属、住友電工です。ここは私あんまり実はノーマーク、非鉄金属って基本上流の会社が多いんで、あんまりマークしてないんですけども、ここは結構グラフの形はいいですよね。

 

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電線、自動車用ワイヤーハーネスで世界大手の一角。非鉄金属の中でニッチな企業でいうと、私が昔から好きな会社、私が投資で成功を収め失敗もしたトーカロという会社ですね。溶射加工というニッチな領域で非常にシェアの高い企業です。

 

 

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ここもそこまで利益が伸びてるわけではないですが、売上がガタガタしながらも徐々に増えてる、企業としては海外にどんどん子会社、工場を造って伸びていってる、ニッチな領域で強い企業ですね。私はもう何年でしょうか、10数年持ってます。渋いですね。

 

もう少し行きましょう。クボタです。

 

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この辺は条件を満たす、世界でトップレベルの企業で、海外売上比率が高く、自己資本比率が高く、クボタなんかは農業機械ですから、人口が増えていく、食べ物が必要だ、農業機械も必要だということで、需要も増えていくでしょうね。なので、こういったところはもうぜひ期待したいところですね。問題はいつ買うかだけですね。

 

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コマツも同じ切り口ですね。コマツも世界でいうと、キャタピラーに次いで2位ですね。景気循環の影響を受けますけれども、世界的に見れば、建設機械の需要は増えていくだろうということですね。買うならこういったところのほうがいいかなということですね。

 

ニッチなところでいうと、エスティックです。

 

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ナットランナが国内首位級で、海外でもよく売れてますね。ニッチな領域でトップです。こんな会社もいいでしょう。

 

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フロイント産業、これも渋いですね。製薬企業向けの粒を作る、あるいはコーティングする機械を売ってる会社ですね。これもニッチですが、この業績はどうですか?すごいでしょう?

 

ということで、挙げていけばキリがないんですけれども、特に面白い会社をザッと見てきました。1時間って早いですね。もう1時間経ってしまいました。株って面白いですね。あともう数社だけ見ておきましょう。

 

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ホーチキです。火災報知機とかの報知機ですね。それからマニー、手術用の針なんかを作ってる、これもグローバルでニッチ、ハイシェアな会社です。この辺りをちょっと見ておいてください。

 

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ということで、個別の企業については駆け足になってしまいましたけれども、今日の話はどうだったでしょうか?まず業界研究をする上で話を振り返りますと、人口に注目しましょうということを言いました。日本の人口、世界の人口に注目しましょう。それと中間層が増えていることを気にしましょうねという話をしてきましたね。

 

なぜなら、消費は人間がするからですね。次に、競争環境はいろんなタイプあるけれども、できたらマーケットがどんどん成長していく中でベスト10ぐらいに入っている会社に投資したいよね。マーケットが成長していくって、基本グローバルな会社ですよね。ということでしたね。

 

さらにここから製造業に絞っていくと、今見たように海外売上が多くて、10%ぐらいは少なくともあって、世界市場でトップ10ぐらいに入ってるか、あるいはトップ10とかじゃなくても、狭い領域だけども、非常に高いシェアの会社がいいよね。もう1つは、景気循環の影響を受けやすいので、倒産しないように自己資本比率が高め、そして1株価値が変動するので、平均で見ましょうねということ。もう1つは、川上の企業ほど、景気循環の影響を受けやすいので、注意しましょうねというようなことを話してきました。

 

あとは、グローバルなマーケットでトップ10に入ってるような会社や、あるいはニッチな領域で非常に存在感のある会社をいくつか紹介してきました。今日挙げた会社が、全部が全部いいって言っているのではありません。トヨタとかは結構いい感じですけど、グラフの形を見たら大体分かりますよね。「いけそうやな、伸びていきそうやな」、あるいはちょっと「大丈夫か?」とか、分かりますよね、見たら。うちの小学生の子どもでも、大体パッと見たらなんか分かるでしょう。でも、これが大事ですね。

 

ということで、業界シリーズ第1回目の製造業を見てまいりました。次回は食料品ですね。よろしくお願いします。

 

(第2回へつづく)

 

 

2017.10.22

カテゴリ:メディア情報

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