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「初心者にもできる長期投資で厳選銘柄を探そう!」第5回 四半期決算の順調な株を探そう!【四半期決算 編】⑦
まず第1四半期を比べてみましょう。
「え?ほんまですか?」という数字です。これはもしかするとどうなのかなと。第2、第3、第4四半期はこうです。
直近の第4四半期は増益です。こう見ると、まだ第3四半期を見てみないと分からないですけども、去年の第3四半期ぐらいまではずっと基本下降トレンドで来てたのが、去年の第4四半期ぐらいから「あれ、もしかしたらこれは回復してきているんじゃないか」と思わせるような業績の推移になっています。
さらに定性的な情報を追加しますと、このヒューマンホールディングスですけれども、実は時代にマッチした教育活動、教育事業をやるようになってきています。例えば、皆さん、どんな教育活動だと思いますか?
実はアクションの3000円コースのセミナーで先週の火曜日に紹介しましたけれども、典型的なのはうちの子どもが行っているロボット教室。レゴブロックみたいなロボットを組み立てて、モーターなんかも使って、あるいはギアなんかを使ってロボット教育をしていく。さらに、それを進化させてプログラミング教育をしていくということを実は今、始めています。
先週の水曜日ですかね、新聞にも載ってました。ということで、実際にマッチした教育、ITとか、ロボットだとかをつくって、そしてそれを海外にも展開してきているということで、実は事業の内容が少しずつ変わってきているわけです。どうも業績の変動もそれを反映しているように見受けられます。
その他、例えば、実は今あらゆる業界で人材が不足していますが、その中でも飲食店とかもそうだし、建設業も人材が不足しています。どんな人材が不足しているかというと、もちろん現場で働く人もそうですが、建設業では実はIT化がすごく進んできているわけです。
この建設業のIT化に対応できる人材というのがまだ少ないわけです。そういう人たちを教育するようなビジネスをやったり、そうです、CADですね。3次元CADです。このような事業をやってきているということで、確かに業績の変化とともに事業の内容が時代にマッチしてきているふうでもあるということでこの辺りは注目です。どうなるでしょうね。
こうやって四半期決算を見ていくと、今まで「あかんのちゃうかな」と思ってた企業が、業績面で変化が出てきます。実際に調べてみると、確かに事業の内容が時代に合ってきているということです。
一発屋かもしれません。分からないです。さっき見たような、カカクコムとか花王みたいなぴかぴかの銘柄じゃないですからね。もうあの会社たちは優等生です。もうずっと上がってきています。
でも、四半期決算を見ることで似たような会社を見つけることができるということです。皆様、ここまでよろしいでしょうか?面白いですね。
あと、ポイントの4つ目ということで、さらに短期的に、もっとタイムリーに企業の業績の変化をつかもうと思うのであれば、月次のチェックがいいです。
企業によっては月次の売上高を公表している会社もありますので、月次の売上のチェックということもしていくと、さらにタイムリーに変化に気付くことができます。
ということで、皆さん、どうだったでしょうか?面白かったですか?株って面白いですね。面白かったですか?ありがとうございます。「決算がいい会社は具体的にどうやって探すんですか?」というご質問がありました。
先ほどのカカクコムのようなぴかぴかの銘柄は『四季報』を見たら、100社とか200社に絞られてしまうので、それはもうひたすら定期的に決算をウォッチすることでしょうね。
難しいのは、さっきのヒューマンホールディングスみたいに「あれ、業績が転換してるかも」みたいな会社です。これは見つけるのがなかなか至難の業です。
私はどうしているかというと、アクションの会員さん向けのセミナーで、特に四半期決算がよかった企業などを400社ほど表にしています。
これをするために私はすべての企業の決算短信の1ページ目を見ていますので、それをやるかですね。すごい大変ですけどね。あるいは、こういうアクションに入会していただくかということです。
ネットで検索してそんないい銘柄に出会うかというと、なかなか当たらないです。当たったとしても、それが実際いい情報かどうかというのを判断するのがやっぱり難しいです。
なので、このシリーズで紹介してきたように、やはり自分なりの立ち位置、分析手法を見てきましたけれども、割安かどうかを判断するとか、ディフェンシブで成長している業界を狙おうとか、あるいはROEに着目しようとか、あるいは業種、業界の中でも成長している産業から絞り込んでいこうとか、こういう形でいろんな考え方、多角的に考えながら分析していくしかないのかなと思います。そうじゃないと、情報に振り回されるだけですから。
ということで、みなさんご視聴いただきありがとうございました。
ぜひまたお会いしましょう。それでは、今日はお疲れ様でした。
2017.06.30
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