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「初心者にもできる長期投資で厳選銘柄を探そう!」第5回 四半期決算の順調な株を探そう!【四半期決算 編】⑤

ところが、株価はずーっとこの1年間ぐずぐずとしています。ちょうど第1四半期が悪かったこの決算が発表された頃ぐらいからずーっと停滞している。

 

ということで、こういう会社は四半期ごとで決算を見ていきます。成長シナリオは恐らく持続できているんですよね。なのに、マーケットがまさにコンセンサスに比べてちょっと期待外れだなということで失望して、株価が下がってきているということです。

 

あるいは、実際に来年とか再来年、業績が悪くなるのかもしれません。ただ、少なくとも直近の四半期ごとの推移で見ると、前年同期比でプラスを出してきている。そして、5年、10年というスパンで見たときに、花王のビジネスは間違いなく伸びます。

 

なぜなら、アジアの国々で花王の製品がどんどん売れていくからです。こういうときは私はチャンスだと思います。そして、実際に私は花王の株を買いました。先週ぐらいかな、5000円ぐらいにまで下がっていましたので買いました。

 

この先どうなるか分からないですけれども、四半期ごとの業績を見る限りは悪くない。そして、長期のシナリオで見ても、間違いなく上り坂のエスカレーターに乗っているということです。

 

四半期決算をこうやって丁寧に見ていくと、「そう悪くないのに、なんか売られてるやん」という企業を見つけることができます。今ご意見がありましたように、景気上昇局面でディフェンシブ株は売られてしまうということであれば、まさに長期投資の投資家からすれば絶好のチャンスです。なんら値打ちは変わらないのに、循環物色されずに売られてくるということですね。ラッキー以外の何物でもないです。

 

あるいは、次のパターン、前からずっと割安な株って結構あるんですよね。「割安やな」と思って、「いつ上がるんやろう」と思ってずっと持ってる株ってありますよね。私もたくさんありました。

 

今年かなり上がってしまったので、そういう株が減ってしまったんですけど、私が持ってて「いつ上がるんかな。割安やのにな」と思ってた会社、例えばピックルスコーポレーションです。今年ついに上がりました。万年割安株かと思いましたが、今年きっちり上がりました。

 

あるいは、ユニバーサル園芸社という会社があります。この会社についても、セミナーで2~3年前からずっと「割安なのに」という話をしていましたが、今年ついに上がりました。

 

割安だと思って持ってる株を、多くの方は上がるのを待てずに売ります。待てないですね。待たないんです。なぜかというと、「もうこれはずっと上がらへんちゃうか」ということで失望するからです。そういう会社についてぜひチェックしたいのは、ここの項目です。

 

利益が着実に増えていれば、ずっと割安の会社はたぶんないです。だって、利益が増えていけば、割安さがどんどん著しくなってくるからです。なので、割安株でも忍耐して持つかどうか、持ち続けるかどうかというのは、利益が四半期ごとにやっぱりちゃんと増えているということを確認できていれば、ずっともう持っとけばいいんです。他の人たちがアナリストたちとワイワイワイワイ騒いでても、「俺は知らん」という形で山にこもるような感じで待てばいいわけです。

 

エイジスという会社があります。ここはちょっと長期で見ると、業績が結構悩ましい変動をしています。

 

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先ほど見ていただいたように、四半期ごとの業績は本当にでこぼこです。この会社はどうですか?どう見ますか。

 

 

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この会社を四半期ごとで見たときに、2期前の第1四半期は赤字ですね。次の、去年の第1四半期は黒字です。第2四半期はどうか。黒字です。黒字幅が増えてます。第3四半期、2期前は赤字です。去年は黒字です。・・こうして見ていくと、どうですか?

 

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エイジスの株価はまだ、理論値から言うと、恐らく割安です。「割安だけど、上がらへんから売ろうかな」って思うんですけど、こうやって四半期ごとの業績を見れば、着実にまだ増収増益を続けているので、じゃあ、もうちょっと待つかと、いつかみんなが気付くだろうということで、ホールドを続けるということです。

 

いつかは当たる宝くじみたいな感じですね。ところが、これは逆に四半期ごとの利益がマイナストレンドに変わったら、そこは売ることを考えるべきです。これは増えていっているいい例なので持ち続けるけれども、四半期ごとで逆に落ちてきたら「売ろうかな」、今までの見込みが違ってたのかもしれないなと思い返すわけですね。

 

このように、四半期ごとの業績は、自分自身の信じてたこと、思ってたことの裏付けを取るということであり、でも、逆の数字が出てくれば、自分の自信を疑うことも必要だということです。疑うためのきっかけにもなると。あくまで予断を持たずにやっていくことが大事であるということです。

 

このエイジスに関連して、実は四半期決算でもう少し見たいポイントというのがありますので、そこを紹介していきたいと思うんですけれども、皆さん、ここまでのところは大丈夫ですか?付いてきていただいてますでしょうか?

 

四半期の話はちょっと面白くて、ちょっといろいろ話し過ぎてますね。時間がもう45分も経っていることに気付きました。株の話は時間が経つのが早いですね。面白いですね。ちょっともう要点を絞っていきます。

 

四半期ごとの決算で、基本は先ほど申し上げましたように、利益あるいは売上を見るべきなんですけれども、ただ、投資のポイントになるところって、利益の水準以外にもあったりするんです。

 

どういうことかと言うと、例えばエイジスという会社を先ほどから紹介していますけれども、ここの会社は棚卸の会社で、実は国内のシェアはもうすごく断トツトップなんです。つまり、国内ではもう伸びないわけです。

 

(⑥へつづく)

2017.06.28

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