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「初心者にもできる長期投資で厳選銘柄を探そう!」第2回 業績の安定した株を探そう!【ディフェンシブVS景気循環 編】④

衰退ですよね。実は成熟から衰退なんです。ディフェンシブですけどね。お総菜はどうですか?スーパーで売っているお総菜市場はどうでしょうか?

 

よくて成熟でしょう。まさかそんな成長している感じはしないですよね。成熟です。なので、今までの原理原則から外れていませんか?

 

ディフェンシブで成長市場を狙いましょうよという話をずっとしていました。でも、ピックルスの戦っている市場は成熟・衰退市場です。

 

TKCはどうか?TKCもそうです。我々会計事務所の業界なんて、もう衰退業界です。成熟・衰退です。

 

年によって、例えば「マイナンバーを導入するから」と特需が出たり、「会計基準が変わるから」と特需が出るみたいなことはありますけれども、基本成熟から衰退に差しかかっています。でも、毎年毎年会計システムは使うので、ディフェンシブな業界です。

 

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では、質問です。いよいよこの問題のポイントに差しかかってまいりましたが、ピックルスもTKCもどちらも成熟・衰退マーケットで戦っているが、ピックルスコーポレーションはこんなにも業績が伸びて株価も上がる。

 

TKCは業績は悪くはなく、伸びているが、ほぼ横ばいに近い、スローなピッチで伸びています。この違いはどこから来ると思いますか?なぜ同じ成熟・衰退産業でも片や急上昇している会社があり、片や停滞している会社があるのか。両方とも国内でだけ戦っている会社です。どうですか?

 

「セブンの力」、「新商品」、「パイが違う」、「需要数」、「市場開拓力」。そうですね。みなさん鋭いですね。そうなんです。

 

どちらも成熟ディフェンシブ、もしくは衰退ディフェンシブ市場で戦っているのですが、でも、ピックルスは非常に巨大なマーケットの中で戦っているということです。十兆円ぐらいある巨大な市場です。

 

それに比べてTKC、実は会計ソフト業界というのは、非常に寡占市場です。パイがそもそもそれほど大きくないですし、その中で勝っている会社、生き残っている会社というのは限られています。ここが違うんです。

 

冒頭から再三お話をしているように、我々は長期投資をするならば、ディフェンシブで成長している会社を狙いたいんです。その会社を割安な価格か、せいぜい適正な価格で買いたいんです。

 

でも、大抵買えないんです。もう割高です。基本割高です。みんなが暴落するとき、株価が暴落するときにわずかにチャンスがやってきます。だから、あまりチャンスがないんです。

 

でも、我々はやっぱり運用したいですし、資産を増やしたいですし、ちょっと売買して楽しみたいじゃないですか。そういうときの次善の策として、今のピックルスコーポレーションのような会社が出てくるわけです。

 

市場が莫大なので、伸びることができるんです。全体としては伸びていないが、その中で元気のいいプレーヤーが伸びることができます。

 

では、質問です。このように非常に莫大なマーケットの中で元気のいい企業がバンバン業績を伸ばしていける、そんな業界って他にどんなところがありますか?

 

私は1つ思いつくところがあります。飲食店です。どうですか?一昔前、二昔前、流行った飲食店です。大ブレークした飲食店もありましたよね。ワタミ。ファミレスも流行りましたよね。

 

一昔前はどうですか?エー・ピーカンパニー、塚田農場ですよね。今流行っている飲食店はどうですか?

 

売上が右肩上がりでバンバン増えていってるところがありますよね。「串カツ田中」、いいですね。最近上場しましたね。「鳥貴族」、そうですね。あとは、ちょっと皆さんご存じないかもしれませんが、バルニバービとかもあります。

 

このように飲食店マーケットは全体としては成熟しているので、伸びていないです。あるいは、衰退していっています。でも、あまりにもマーケットが巨大なので、ちょっと面白い会社が出てくると一気に跳ね上がることができます。

 

あと挙げないといけなかったのが、ハイデイ日高です。ここもそうです。ただ、これらの銘柄はまず大抵飽きられます。あるいは、どこかで必ずピークアウトするわけです。ですので、10年、20年と投資するのは難しいです。

 

でも、5年、10年ぐらいのスパンであればマーケットが巨大だから、その中で飽きられるまでの間、どんどん成長していく余地があります。そんな銘柄に実は投資のチャンスがあるんだよということです。

 

これは去年の12月のセミナーでも紹介したピックルスコーポレーションというのが1つ当てはまるし、それ以外で言うと、ハイデイ日高や、ここに挙げたような銘柄です。特に注目されるまでの間、チャンスがあります。

 

では、続いての質問です。これは質問を通して、「そういう観点で株式市場や銘柄を見たことがなかったな」と感じていただけたら、私はとてもうれしいです。では、質問です。

会計ソフト業界のTKCのように少数の会社が寡占しているマーケットはどこでしょうか?

 

そうですね。通信ですね。携帯です。典型的ですね。通信や電力は、きっと投資してもあんまり魅力がないです。特に国内でだけで事業している会社については、魅力はないですね。

 

ということで、今日の重要ポイント、4つ目です。利益が長期的に増え続けている銘柄には、巨大市場で、なおかつ寡占化されていない市場、群雄割拠ということです。具体的には、その業界の中の最大規模の大手企業でもシェアが10%も行かないような会社をターゲットにしている企業もあります。

 

今、挙げたように、食料品や飲食業なんかにそれがありますよ、そこにも投資のチャンスがありますよということです。

 

(⑤へつづく)

2017.06.09

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