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「初心者にもできる株式長期投資」第1回 今のマーケットってどうなっているの?⑤
4回目は「なぜ自己資本比率とROEの高い株がよいの?」というテーマを取り上げます。
長期投資においてすごく大事な指標が2つあります。1つは自己資本比率です。財務指標はいっぱいあるのですが、一番大事なのはこの自己資本比率と、もう1つがROEです。
特に長期投資においてはこの2つが大事ですので、「そもそも自己資本比率ってなんだ?」あるいは「ROEってなんですか?」、「じゃあ、自己資本比率はどんな会社がいいの?ROEが高い会社がいいってなんでなの?」ということをお話ししていきます。
次に第5回は投資対象として有望な業種、業界はどこかということをお話ししていきます。
まず東証に上場している会社は33の業種に分かれていますが、それぞれの特徴を全部いろいろ話していくとすぐ時間が経ってしまうのでポイントだけですが、この中で特に伸びていく業種、業態ってどこなのかなということをお話ししていきます。
特に私はディフェンシブな業界がいいと思っているのですが、ディフェンシブな業界ってどこかなという話をしていきます。
今画面に映していますけれども、この中で景気循環の影響を受けなくて、かつ成長余地のある業界ってどこだと思いますか?
そ
うですね。「食料品」。医薬品とかは伸びていくし、景気循環の影響を受けにくい、すごく有望な業界ですが、実はこの中で言うと、飲料業界ってすごい変化が起きているんですよ。
今まで国内で売り上げるのが中心だった、例えばサントリーとかキリンとかが、海外の莫大な、先ほど見たような人口増加をターゲットにして、海外売上をめちゃくちゃ伸ばしているんです。
ディフェンシブで、なおかつ世界の市場で頑張っている飲料会社って実はあるんです。味の素、キッコーマン、キユーピーマヨネーズなど、調味料の会社もありますよね。
こういうディフェンシブな業界でありながら世界の成長マーケットにチャレンジして結果を出してきている会社って、実は探せばあります。
そういう話を第5回のときにはしていきたいと思います。
ちなみに、ビッケルさんの「キリンホールディングスが下がりっぱなしなんですけど」というコメントがありますが、今お話ししているのは、もちろんディフェンシブで成長している業界に投資すればいいんじゃないかということを言っているんです。
それはその通りなんですけれども。1株利益価値が増えている会社でもこうやって株価が割高じゃそれは下がりますよね。こうやって利益が増えている会社を少なくとも適正な値段か、ちょっと割安な株価で買うからこそ、後で莫大な利益が期待できるわけです。
これをやっているのがバフェットさんですよね。だから、どれだけ成長している会社でも割高な価格で買えば、ちゃんと値上がりするまでに持つ期間が長くなるわけです。
最後に6回目ですね。6回目はちょっと長期というよりは中期的な話になってしまいますが、四半期決算の見極めです。
特にたくさん自分が投資している会社であれば、四半期ごとの決算を一応確認しておいたほうがいいと思いますので、四半期決算はどういうところを見たらいいのかな、注意点はどこかなという話をしていきます。
ということで、これらのことを、特に第6回は抜きにしても、第5回までの内容についてはぜひ理解していただいた上で長期投資をしていただくほうがいいと思います。
ここまである程度自分の中で消化できると、今の短期的な株価の下落も、ある程度割り切って、冷静に見ることができるかなと思います。
皆さん、どうですか?面白かったですか?どうですか?私は株式投資って本当に面白いなと思いますね。
理論もありますが、一時的、短期的な投資家の感情で株を買ってすごく乱高下したりするところがなんともいえず面白いんでしょうね。理論通りに行く部分と行かない部分とがあって、それが面白いんじゃないかなと思います。
とにかく株価は乱高下しているんですけれども、あまり暗い気分にならずに、やっぱり楽しんでやっていってほしいなと思います。
さっきから私は「株式投資は面白い、面白い」って言っていますけれども、株式投資の醍醐味ってやっぱりこうやって利益が増えていく会社を自分なりに見極めて、特に海外で頑張っているとか、こういういい社長さんがいるとかっていうのを含めて、まず自分で見極めるわけですよね。
例えばお友達ですごいええやつってますよね。すごいええやつをクラスの中で見つけて、そいつをずっと応援しているわけです。
でも、そいつがなんかちょっと悪いことをしたりして、みんなからもう総スカンされるときとかがあるわけですよね。でも、そういうときに「いや、あいつはほんまはええやつや」って言ってそいつを応援するみたいな、それが株式投資ですよね。
ちゃんといいものとよくないものを見極めて、いいもの、いい会社の株価が下がって、みんなから見捨てられて総スカンになっているときに「いや、俺はお前のことを分かっているよ」っていう投資をするっていうところがすごく醍醐味ですよね。
逆に、実力がないのにちやほやされて、株価が上がっている会社もありますよ。こんなことを言ったら怒られそうですが、そういう会社もあります。そういう会社はいつか下がるわけですよね。
ということで、今日みたいな話を私たちアクションラーニングという会社では会員さん向けに月に1回、ないしコースによっては毎週こういうセミナーをしています。
もしよろしければネットで「アクションラーニング、株」などで検索していただいて、ぜひ入会してください。
毎月の会費は税込1000円です。4月から3000円コースもつくりますが、基本は税込1000円で十分楽しんでいただける内容になっています。
では、皆さん、今日はどうもありがとうございました。楽しかったですか?私も楽しかったです、本当に株って楽しいですね。
(「初心者にもできる株式長期投資」第2回 株式の価値をどのように計算する?①へつづく)
2017.04.28
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