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アーリーリタイア、仕事の意味
10年ほど前くらいからでしょうか、
「アーリーリタイア」
という言葉をよく聞くようになりました。
一般的なリタイアは60歳~65歳ですから、
アーリーリタイアというと、それより早いリタイア、
50代、もしくは40代でのリタイアということです。
要するに、若いうちにさっさと金を貯めて、
嫌な仕事はやめてしまって、
悠々自適に過ごそうぜっ!
というコンセプトです。
このアーリーリタイアというコンセプト、
なにかしっくりこないなーと思い続けていましたが、
ドラッカーを読んだりするなかで
その違和感をだいぶ説明できるようになりました。
仕事というのは、自己実現の場。
自分の力を発揮して、社会の役に立つ。
また仕事を通して、能力的・人格的に成長する。
アーリーリタイアというコンセプトの裏には、
仕事=イヤなもの
という前提があると思います。
けれど、ドラッカーや、尊敬される経営者の人たちの仕事観は
全く違います。
仕事とは自己実現の場。
アーリーリタイアするということは、
自分の力を発揮して、社会の役に立つことを放棄することのように感じられるし、
仕事を通した能力的・人格的成長を放棄することのように感じられます。
だから、アーリーリタイアというコンセプトが好きになれないのです。
仕事って、そんなにイヤですかね?
2011.06.04
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