Q3.トヨタの株価が怖いくらい下がっています。① 
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先生！！割安だと思ってたトヨタの株が恐ろしいほど下がってます・・・ |
あ～、トヨタのような景気循環株は、割安かどうかの判断が難しいからね～。 |
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景気循環株でも割安ならいいと思ってました・・・世界のトヨタが割安なんて伸びるしかないと思うんですが、難しいですね。 |
景気循環株はとにかく難しい！！ |
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2003年～2005 年 6月頃、トヨタ自動車は割安で、それ以降は割高でした。
ところが、 2007年12月に、株価と1 株企業価値の上下関係が逆転しました。
株価が下落し、「一見割安」な状態になった のです。
ここで疑問にぶつかります。「株価が下落して一見割安に見えるが、①本当に割安で買い時なのか？ それとも、②株価を追いかけるように 1株企業価値が減少していくのか？」
①と考えれば、今が買い時。②と考えれば、今はまだ買えない時。 投資判断が全く逆になってしまいます。
ここが景気循環型企業に対する投資の難しいところです。
この 5ヶ月後、トヨタ自動車は翌期の業績予想を大幅に下方修正しました。この予想値に従って計算した 1株企業価値は約4,500 円です。結論から言うと、「②株価を追いかけるように 1株企業価値が減少」したのです。
はっきり言って、 2007年12 月の時点で、①と②のどちらかを的確に判断するのはとても難しい です。これが、景気循環型企業に対する投資をオススメしない理由です。
もう少し具体的に見てみると、直前の 1株企業価値が約6,000 円ですから、 実に25%も1株企業
価値が減少しています。それでは、トヨタ自動車の 1株企業価値の内訳を詳しく見て、景気循環型
企業にもう 1歩深く踏み込んでみましょう！
