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公認会計士に学ぶ!銘柄選択に役立つ主要6業界を徹底解説!第1回 日本を代表する「製造業」について学ぼう!②

製造業全体に入る前に、そもそもどんな業界があるかということを俯瞰しておきたいと思います。まずいろんな業種・業界があるんですけれども、ちょっと乱暴ですけれども、それをざっくりと大きく、下記のように分類しました。

 

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横軸は、製造業の業種・業界、流通・情報通信に関連する業種・業界、不動産・建設に関連する業種・業界、金融に関連する業種・業界、その他ということで業界・業種を分類してます。業種については、東証の33分類を利用しています。

 

縦軸はディフェンシブな業種・業界、景気循環な業種・業界に分類しています。①~⑥の番号がある業界は、このシリーズで取り扱う業界です。本日、第1回目は①の業界を取り上げます。広い範囲ですね。製造業を全般的に見ていきます。2回目は食料品、3回目は医薬品、4回目は情報通信、5回目はサービス業、6回目は流通業を見ていきます。

 

この業界を研究するにあたって「もう何回も聞いたよ」という方もいらっしゃると思うんですけれども、どうしてもやっぱり頭の中に置いておきたいことがあります。それだけ確認をさせてください。

 

人口です。日本の人口を下記のグラフに表しています。どんな特徴がありますでしょうか。皆さん、思い付くままに特徴を述べてください。黄緑色の部分が0から14歳の年少人口です。水色のところが15歳から64歳の生産年齢人口です。赤色の部分が65歳以上の老年人口になります。

 

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減少してますね。この縦の赤線のところが現在ですね。皆さん、そうです。特徴は、減ってるということですね。そして、高齢化している。要は赤色の割合が増えていて、水色とか黄緑のところが減っていってるよということですね。

 

なので、基本は日本国内でビジネスをしてる企業は、下り坂のエスカレーターを猛ダッシュで駆け抜けているようなもので、非常に厳しい経済環境にあるということですね。ここまでよろしいでしょうか?

 

世界全体で見れば人口動態は下記のようになっています。どんな特徴がありますでしょうか。先ほどのグラフと同様、黄緑のところが年少人口ですね。水色が生産年齢人口、赤色が老年人口です。

 

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「増加」、「増えてる」。そうですね、増えているんです。右肩上がりで増えています。徐々に高齢化していきますけれど、この先もいい感じで増えていくわけですね。なので、世界でビジネスをしている企業は、追い風です。上りエスカレーターを駆け上がっているということですね。どちらでビジネスをやるほうが有利か、もう聞くまでもないですね。

 

私のセミナーでは人口のことをとにかくよく取り上げますが、なぜ人口に注目するのかというと、理由は2つです。これも当たり前のことですけれども、1つ目は、経済活動は人間が行うからです。そうですよね。食べるのは誰か。人間です。寝るのは誰か。人間です。病気にかかるのは人間です。移動するのは人間です。なんでも人間がやりますからね。

 

なので、人間が多ければ経済活動は当然活発になるわけです。当たり前ですね。もう1つ、これも重要な理由です。予測しやすいということです。10年後、世界の人口が増えている、これはすごく予測しやすいです。なぜなら統計を取れるからですね。今現在、どこの国に何歳ぐらいの人が何人いて、平均すれば何人ぐらいの子どもが生まれてきて、というように予測しやすいからですね。なので、人口に注目します。これを常に頭に置いて企業を分析してほしいわけです。業界を見てほしいわけです。

 

そしてもう1つ、こちらのグラフも見ておきましょう。このグラフも最近よく取り上げますけれども、新興国の所得層別人口推移です。赤色の部分は所得が5000ドルない人たちです。水色の部分は5000ドルから1万5000ドルの所得の人たち。そして、さらに多い人たち。このグラフから何を読み取ることができますか?

 

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 そうですね。中間層が増えているということですね。そこそこ、中流家庭が増えてるということです。人口が増えている上に中間層が増えてるということです。

次の質問です。中間層が増えると、経済的にどんなことが起こるでしょうか?今まではお金を持っていなかった人が大半だったところが、そこそこ年収があるよという人たちが増えてくる。そうすると、どんな経済的な効果が起こりますか?

 

「消費が増える」、「ちょっと贅沢できる」、「ちょっといいものを買うようになる」、「ちょっといい暮らしができる」、そうですよね。だから、今世界に目を向ければ、人口が増えている上に、その中でお金を持っている人が増えてきています。「今までだったら買えなかったビールを1本買っちゃおうかな」とか、「ちょっといい家に住もうかな」、「ちょっときれいな服を着ようかな」というように、どんどん消費が活発になっているということです。

 

なので今、日本は長期的に経済が停滞していますが、世界で起こっていることはゴールドラッシュだということですね。人口が増えて、所得が増えて、今までできなかった消費、夢に見た消費を行っている人たちが増えてきてるということです。

 

この事実が、これから業界シリーズを見ていく中で最もベースになる、経済のファンダメンタルズの見方です。そんな中で、グローバルで戦っている企業もあるし、国内で戦ってる企業もあります。(③へつづく)

2017.10.17

カテゴリ:メディア情報

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