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「初心者にもできる長期投資で厳選銘柄を探そう!」第2回 業績の安定した株を探そう!【ディフェンシブVS景気循環 編】②

あるとしても医療や介護や、国によって価格統制をされているマーケットがほとんどです。だから、魅力が低いですね。じゃあ、成長市場を見極めましょう。

 

海外が成長してるんだけど、なぜかと言えば、人口が増えているからです。消費者が増えているからです。これについては前回のシリーズで詳しくお話ししているので、そちらをご覧ください。ということで、ポイント1はここまでです。皆様、どうですか?ここまでよろしいでしょうか?ありがとうございます。

 

では、第2問です。投資するならキッコーマン、トヨタ自動車、どちらに投資しますか?

 

 

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キッコーマン、あの亀マークのしょうゆです。北米で稼いでます。海外売上割合は57%です。トヨタ自動車は自動車で世界首位です。海外売上割合は78%です。キッコーマン派がわりと多いですね。

 

でも、前振りなしで個人投資家の人にこの質問をしたら、たぶん95%ぐらい「トヨタ」と答えると思います。なぜキッコーマンのほうがいいと思いましたか?キッコーマンはディフェンシブ、循環、成長、成熟、衰退でみると、どの辺りにいるでしょうか?

 

ディフェンシブで成長ですね。日本食ブームですし、キッコーマンのほうが、海外シェアが伸びる余地があると思います。しょうゆですからね。「景気が悪くなったから、今日の晩ご飯からしょうゆはなしです」みたいなことはないですよね。

 

景気が悪くても、やっぱり晩ご飯にしょうゆは使いますね。海外で戦っている成長です。それに対して、トヨタは景気循環なのです。悪いとは言いません。成長市場で頑張っていますので、循環で成長なのです。

 

だから、どちらがいいというわけではないですけれど、やはり投資しやすいのはキッコーマンだと思います。業績の推移を見てください。

 

このバリューのトレンドを見ていきましょう。オレンジ色の部分です。ポコッと減っている時がありますね。

 

キッコーマンは昔コカコーラ事業を連結子会社にしてたのですが、株を売ったことによってそれが連結から外れたので一瞬業績ががたっと悪くなっているように見えますが、それはコカコーラ事業を売却した、メイン事業以外を売却したということによるものです。

 

どうですか?このキッコーマンのバリューのトレンドを見て、何か感想を述べてください。

 

確かに今株価は高いです。少し株価は割高です。このキッコーマンのグラフを見て、私は「美しい、うっとり」と感じます。きれいな右肩上がりです。

 

トヨタは右肩上がりでドスンと落ちて、右肩上がりでたぶんまたドスンと下りるのでしょう。ちなみに、このグラフなんですけど、「これはどこで見れるのですか」というご質問が前回のセミナーの感想であったのですが、これは基本的には我々のアクションラーニングという会社の会員に月に会費1000円を払って入会していただくと使えるツールです。

 

これと同じようなものを提供している会社はあまりないです。ですので、皆さんがもし自分でこれをつくりたいと思えば、会社の過去の業績を有価証券報告書などから拾ってきて、Excelで数字を入れていってグラフにしたら、同じものがつくれます。

 

私なら月1000円の会費を使って、このアクションラーニングのシステムを使うことを選びます。ちょっと宣伝です。ありがとうございます。

 

話を戻しまして、今の問題のポイントは、キッコーマンもトヨタも成長市場で頑張っていますが、市場の性格が違うということです。キッコーマンはディフェンシブです。トヨタは景気循環です。だから、どちらのほうが安心して投資できるか、割高、割安が簡単に判断できるかといいますと、キッコーマンだよということです。

 

海外でしょうゆが使われるようになってます。キッコーマンはもう何10年も前からアメリカでしょうゆの使い方を現地の人たちに教えています。『プロジェクトX』をぜひ見てみてください。

 

ただ、トヨタ自動車もいい会社ですので、投資したいよという方もいらっしゃると思います。もし投資する場合は、前回の講義でお話ししたように10期平均の1株価値の推移を見てください。10期平均バリュートレンドです。10期平均で景気循環株ですから、ならしてみると、このような推移です。

 

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これで見ると、「なるほど。10期平均で見ても停滞しているほうだけど、最近ちょっと過去最高益を超えつつあるな。株価水準は大体適正水準だな」ということが判断できますので、ここまで時間をかけて慎重に選ぶなら景気循環株もありだと思います。私なら買わないですけどね。

 

ということで、今日の2つ目のポイントです。投資判断をしやすいのはディフェンシブ株です。なぜなら、なだらかに1株価値が上がっていきますから、割高、割安の判断もしやすいからです。

 

投資してても安心です。ただ、景気循環株に投資したいという人もいるでしょう。そのときは10期平均のバリュートレンドを見るべしです。

 

あるいは、自分でつくって10期平均の1株価値がどの水準か、また増えているかどうかを見ましょうということです。ここまでよろしいでしょうか?

 

○○さん、「暴落を待つことハイエナのごとし」。いいですね。見方によっては、我々ファンダメンタルに投資をする者としては暴落を待っていますから、ハイエナのようだとも言えます。

 

でも、見方によっては、みんなが恐怖におののいて株を投げ売りしてる頃、にこにこになって、こつこつと株を買ってくれる天使のような存在かもしれません。今はハイエナに見えるが、暴落してるとき、きっと我々は天使のように見えるでしょう。

 

皆さん、ありがとうございます。なんせ我々は個人投資家ですから、お金を運用せずにずっと待っていたっていいんですよね。

 

誰にも文句を言われないです。暴落を待つことができる。これは個人投資家の最大の特権です。

 

(③へつづく)

2017.06.07

カテゴリ:メディア情報

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