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「初心者にもできる株式長期投資」第5回 投資対象として有望な業種・業界はどこか?⑤

もう1つ質問です。新薬メーカー特有の事業上のリスクはなんでしょうか。ちなみに、一応国民の医療費のトレンドを見てください。

 

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皆さんが安倍総理なら、絶対これを抑制したいと思うでしょう。新薬メーカーのリスクは、先ほど皆さんが書いてくださったように、そもそも研究開発して何十億円、何百億円というお金を投資しても、新薬ができない可能性があるということです。新薬が発明できるかどうかは未知数だということですね。

 

もう1つは、開発できたところで、特許が切れればたちまち収益性がなくなるいうことです。そうすると、ジェネリックメーカーが同じ薬品をつくって収益を脅かします。

 

例えば、キユーピーマヨネーズであれば、20年キユーピーマヨネーズを売ってもいいけれど、20年経ったらキユーピーマヨネーズというブランドが使えなくなるというような感じでしょうか。

 

ですので、同じ成長産業でディフェンシブっていっても、それだけで医薬品業界が長期投資に向いているかというと、私はそうは思いません。特に新薬メーカーは当たり外れが大きいし、いい薬を開発できたところで20年しかもたないということです。

 

なので、一見長期投資に向いてそうで実は向いてなさそうな業界ということですね。そういう業界もあるので、気を付けてください。それがまた株式投資の面白さだと思います。

 

次に小売業界も見ておきましょう。

 

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家電量販、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、百貨店などいろんな小売業態があって、それぞれに勝ち組、負け組があります。それぞれ小売業界を比較してみましょう。

 

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例えばスーパーは食料品などを扱っていて、顧客は一般人、近隣の人で、商圏は中ぐらいです。GMS、イオンは総合的に商品を扱っていて、家族連れの顧客が多いです。場所は郊外、商圏は巨大です。百貨店は主に衣類などを扱い、富裕層向けです。都市部にあり、商圏は比較的大きいです。

 

コンビニは日用品を扱い、商圏は小さいです。というようにして、小売業態でもいろいろな業態があります。ではこの中で有望な業態はどれだと思いますか?

 

そうですね。有望なのはコンビニです。なぜコンビニなのか考えてみましょう。単身者が多いということもあるでしょうし、一番大きいのは、やはり人口の高齢化だと思っています。

 

車を持って郊外の大きいイオンに行くのは嫌じゃないですか?混んでいるし、なかなか駐車場に入られないし、車を運転するのもちょっと億劫です。やっと駐車場に入れたら、今度はとても広いフロアであちこち回って、どこに自分の求めている店があるのか分かりにくいですよね。

 

この業態は恐らくこれからの高齢社会においては厳しいですね。逆に、これから商圏が狭い小売業態がきっと流行るはずです。究極の小商圏は通販ですよね。もう商圏という概念がないといいますか、注文する人にとっては自宅に届けてくれることは有りがたいですよね。

 

ですので、同じような小売業態でもこうやって比較してみると、やはりスーパー業態とか、コンビニなのかなというふうに見えてきますね。こういうふうにいろんな業態を比較して見ていくと、また面白さが出てくるんじゃないかなと思います。

 

ちなみに、今日の資料の中で右に「業界研究シリーズ2015/1」などと書いていますよね。これはこのセミナーシステムを提供してくださっている直伝さんという会社が主催で、株式投資の観点から業界を紹介するというシリーズをやっています。

 

例えばスーパー業界でしたら、2015年の1月に開催したということです。インターネット上で、「アクションチャンネル」と検索していただくと、そこでこの「業界研究シリーズ」が出てきますし、毎月1回、直伝さんのほうで生放送しています。

 

例えばコンビニ業界研究セミナーは今年の8月にあるんですけども、直伝さんのほうから申し込んでいただければ、生放送で見れます。これは無料ですので、ぜひご覧ください。

 

最後にもう少しだけ、長期投資について私なりの考え方をいろいろ紹介しておきたいと思います。「なぜ長期投資なのですか?」ということをよく聞かれます。

 

ご質問でもよくいただくのですが、経済合理性の観点から言えば、先ほど申し上げたように、人口が増えるからです。人口が増えて、長期的に業績が上がっていく企業に投資するほうが勝率が高いと思っています。予測しやすいからです。

 

長期なら人口が増えるのは確実だし、食料品の消費が増えることも確実だと予測しやすいです。だから、長期投資がいいということです。ただ、もう少し哲学的な観点で言うと、長期投資というのは、ある意味頑張った人、頑張った企業が報われる、そんな企業に投資をする投資家も報われる、そんな社会がいいよねという価値観が背景にあると思っています。

 

だから、長期投資をする人は、やっぱり頑張った人が報われるとか、たくさんの人を幸せにした企業に投資していた人が報われるというような世界観が好きな人はやっぱり長期投資が向いていると思います。

 

逆に、そうじゃない人もいます。否定するわけではないですが、儲かれば別に方法はなんでもいいよという人もいますよね。私はそうではないですが、儲かればどんな企業でもいいし、要は今年流行る企業、テーマの株を当ててどーんと儲かればいいんだという考え方もあります。そういう人は短期投資でいいと思います。

 

ですので、突き詰めていけば、頑張った企業、たくさんの人を幸せにした、たくさんの人に商品を売った、サービスを提供した、そういう企業が報われる社会がいい、そういう世界になってほしいという人に長期投資をおすすめしたいです。私はそういうタイプです。違う見方の人もいていいと思います。

 

感覚的にですけれど、今短期投資をしている人は日本人の中で95%ぐらいで、長期投資をしている人は5%ぐらいだと思います。けれども、ものの見方、価値観で言うと、僕は長期投資的な価値観の人が恐らく70%ぐらいはいて、短期投資の人が30%ぐらいの人だと思います。

 

だから、短期投資をやっている方の中にも「よく考えてみたら長期投資もいいな」ということで、全部やり方を変えなくてもいいですけれど、「ちょっとぐらい長期投資もやってみるか」という方も出てきてくれたらうれしいなって思っています。

 

ということで、少し延長してしまいましたけども、株式投資って面白いですね。皆さん、どうですか?面白かったですか?どちらもやるっていうのもいいですね。柔軟に両方の考え方を取り入れるよというのもいいですしね。

 

株式投資って本当に面白いですね。儲けたいんだけど、そこにそれぞれの人の人間性、ものの考え方、社会経験などが生きて、いろんな業界の見極め方にも役立ってくるし、その人の全体が問われるっていう、そういうところがきっと奥が深い理由でしょうね。

 

ということで、今日はこれぐらいにしたいと思います。皆様、次回は最終回です。おやすみなさい。

 

「初心者にもできる株式長期投資」第6回 四半期決算を見極めるポイントとは?①へつづく」

2017.05.25

カテゴリ:メディア情報

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