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「初心者にもできる株式長期投資」第4回 なぜ自己資本比率とROEの高い株がよいの?①

 

 皆さん、改めまして、こんにちは。アクションラーニングの日根野です。今回もよろしくお願いします。「公認会計士に学ぶ、初心者にもできる株式長期投資」シリーズ、早いもので全6回の第4回目です。

 

前回のセミナーが皆さんに非常に好評で、いい感想をいただいています。1つだけご紹介したいと思います。

 

「日根野先生のセミナーは本当に分かりやすくて、基本的なことも実践的なことも教えていただけるので毎回楽しみにしています。しかも、トークも非常にテンポよく、素晴らしいです。できればずっと続けていただきたいです」。ありがとうございます。

 

じゃあ、早速今日のテーマにいきましょうか。今日はROE、それから自己資本比率という株式投資において王道中の王道の2つの指標について深掘りしていきたいと思います。なぜこの2つの指標が重要なのかということを見ていきたいと思います。今日も面白いです。

 

今までの経緯を一応思い出しておきますと、第1回は全体的な長めの話をしまして、第2回では1株価値ってなんなんだ、どういうふうに計算するんだ、業種、業態が変わったらどうなるんだというようなことを話してきました。第3回はディフェンシブや、景気循環とはなにかということを見ました。あるいは、成長産業、成熟産業、衰退産業とはなにかということをお話してきました。

 

さて今日は自己資本比率とROEの話です。次回は業種ごとの特性を見ていきます。業種といっても少なく見ると33業種、細かい分類では120ぐらいの業種がありますので、それらを見ていきます。最終回は四半期決算の見方を紹介していきたいと思います。では、前半は基本ということで比較的みなさんが知っている、聞いた事がある、という話をしていきます。後半は応用ということで、若干深掘りした切り口で見ていきたいと思います。

 

まず自己資本比率はこのように計算します。

 

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自己資本割る総資本です。自己資本は株主資本といわれることもあります。厳密に言うと少し違うのですが、純資産という概念とも似ています。

 

学者の人などからは「いや、全然違うだろう」とお叱りを受けるのですが、株式投資においては事実上それほど自己資本と純資産の間に大きな差がない場合がほとんどなので、その差の説明などは省略します。総資本は総資産といってもいいですね。

 

では見ていきましょう。

 

3

 

 

まず、皆さんに質問です。ファナックという会社があります。自己資本比率ですけれども、前回の決算でいうと86%、負債が差引で14%になります。シャープはというと、自己資本が約2%、それから負債が98%です。皆さん、投資するならどちらにしますか?

 

これだけを見て「どちらに投資をする?」と言われても困るかもしれないですが、どちらに投資しますか。「ファナック」ですよね。なぜなら、自己資本比率が高いからです。財務が健全です。

 

では、次の質問です。さて、いざ聞かれると困るのがこの問題です。なぜファナックは財務が健全なのでしょうか?

 

そもそもなぜ自己資本比率が86%と高いのでしょうか?ちなみに、このシリーズ全体を通して長期での株式投資の目線でやっていますので、短期の目線では話をしませんので、ご了承ください。いろんな考え方があると思うんですけれども、財務がなぜ健全か、なぜ借金が少ないかというと、過去にいっぱい稼いだからです。

 

将来は分からないですよ。過去にいっぱい稼いだから、これだけ自己資本比率が高いのです。だから、過去の通知表と言ってもいいでしょう。つまり、ファナックは少なくとも過去においてはすごく稼いできた会社だったということです。

 

だから、自己資本比率が高いということは、やっぱり1つ大事なんです。「今までよく稼いできたんだな。それだけ競争力があるんだな」ということを察することができるからです。ただ、これはあくまで過去の指標ですので、将来のことは分からないです。

 

では、続いてもう1つ質問です。なぜ自己資本比率が高くないといけないんですか?なぜ財務が健全じゃないといけないんですか?

 

そうですね。みなさんおっしゃる通りで、僕たちは長期投資をするので不況が来たときに倒産されると困るわけです。だから、倒産しそうな、倒産リスクがある銘柄は絶対に避けないといけない。その倒産しそう、倒産リスクが高い低いを判断する1つの指標が自己資本比率なわけです。

 

他にも比率はあります。流動比率というものもあるし、私が会計士として例えば他の企業がM&Aするときに相談に乗るときなどは、実際に財務分析、決算書の細かい項目まで見てどれぐらい倒産リスクがあるかを見ますけど、一個人投資家が投資をする上でそこまではなかなかできないでしょうし、自己資本比率が高ければまず安心です。

 

目安は何%かというと、後で詳しく触れますが、40%から60%ぐらいが1つの目安と思っています。これを切ると、とても低くなってきて倒産リスクが高まってくる、逆にこれを超えると「ちょっとお金を貯め過ぎかな」ということですね。

 

なので、先ほどの例でいうと、ファナックは86%ですから「ちょっとお金を貯め過ぎかな」というふうに見えるし、逆にシャープは2%ですから「ちょっと危ないかな」というふうになるわけです。この目安はぜひ覚えておいてください。後でもうちょっと深掘りします。

 

これは、特にリーマン・ショック後ですけれども、今、実際に倒産した企業の直近の決算での自己資本比率を画面に掲載しています。

 

4

 

リプラス10%。「不」っていうのは不動産業種ということです。「情報」というのは情報サービス、「建」は建設です。皆さん、ここから傾向を読み取ってください。

 

この倒産した企業の自己資本一覧から何を感じ取りますか?(②へつづく)

2017.05.16

カテゴリ:メディア情報

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