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「初心者にもできる株式長期投資」第3回 景気循環株とディフェンシブ株どちらに投資する?④

では、この横軸の話をしていきたいのですが、横軸で大事なことは、人口に注目しますよと私は言いました。じゃあ、まずなんで人口かということを一応確認しておきたいと思います。

 

なぜなら、経済活動は人間が行うからですね。食べる、着る、家で寝る。人間が行います。病気になって治療する、人間がします。というふうに、すべての経済活動の終着点には、必ず人間がいるわけですよね。

 

人間の数がその経済活動の量になってるわけです。なので、根本的には我々人間の数が増えれば経済活動が増えて、需要が増えて、マーケットが大きくなって、企業の売上が伸びて、儲かるということですね。これが1つです。

 

株式投資の観点から言うと、人口を重視するもう1つの理由は、非常に予測がしやすいということです。統計を見れば予測できるわけですね。例えば、私は今36ですけども、10年後は46歳です。間違いないです。10年後にはみんな、皆さんも10歳ずつ年をとっているわけですよ。

 

絶対そうですよね。予測できるんです。だから、10年後の日本の人口、世界の人口は大体予測できるわけですね。あとは死亡率をかけていけばいいんです。「若い」と言っていただいてありがとうございます。妻からは「老けた」と日々言われています。「おなかが出た」とか、「詐欺だ」とか、言われています。

 

ともかく(笑)、人口に注目する理由は2つです。経済活動は人間が行う。人口によって定義される量が決まってくるからということと、予測しやすいからということです。

 

人口のグラフを見ていただくと分かりやすいので見てみましょう。

 

 

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まず日本の人口ですけれども、ここが現時点の日本の人口ですね。日本の人口はこの先どうなるでしょうか。ちなみに、これは国連の予測です。もう1つ、日本の国内で国立社会保障・人口問題研究所というところが出している予測はもっと悲観的です。

 

日本の人口は右肩下がりですね。ちなみに、この赤色の部分が65歳以上人口で、水色の部分が15歳から64歳人口。緑色の部分が0歳から14歳人口です。

 

日本の人口は減っていきます。今の人口構成や出生率から予測できるわけです。つまり、日本はこの先マーケットが縮小していくことが分かります。全体として見れば、経済活動の量は縮小していくことは間違いがないです。きょうよりもあした、日本の人口は減っています。あしたよりもあさって、日本の人口は減っています。

 

なので、きょうよりもあした、日本で消費される食料の量は減っているし、日本で消費される衣類の量も減っていくということですね。

 

世界を見てみましょう。

 

 

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世界の人口の予測は図の通りです。世界の人口はどうなっていきますか。業種ごとに、もちろん個別の業界規模というものはありますけれども、その大前提として人口があるので、それを今確認しようという趣旨です。

 

実際にいろんな銘柄を診断するときには、それぞれの業界を考えないといけないけども、ベースは人口です。増えていきます。間違いなく増えていきますね。きょうよりもあした、世界の人口は増えています。きょうよりもあした、世界で消費される食料の量は増えているわけです。消費される医薬品の量も増えている。間違いないです。復習です。

 

 

ほかの国も少し見てみましょう。アメリカはどうですか。

 

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増えてますね。バフェットさんが「私はアメリカに投資する」と、「アメリカという国に投資する」と、「この国の発展を信じてる」ということの恐らく最も重要な根拠は、人口が増加するということだと思います。人口が増えるから、経済も発展するということですね。間違いないです。アメリカは発展します。

 

中国はどうでしょうか。

 

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中国はもう下り坂です。人は減っていきます。まだ今はちょっと増えてますけどね。2020年ごろまでは、もう少しだけ全体の人口は増えていきますが、若い人、生産年齢人口は減っていきます。中国は実はもう下り坂です。バブルのピークごろの日本と同じ状態ですね。ですので中国へは長期投資できないですね。例えばこれから莫大な需要が見込まれるのはインドです。

 

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どうでしょうか、中国と全然違うでしょう。そして、インドはこの縦軸がすごいです。縦軸の尺が、18億人を目指してますね。インドは間違いなく成長します。次はインドネシアを見てみましょう。

 

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インドネシアもすごいですね。ちょうどこの間、アクションの会員さま向けのセミナーの中で話をしましたが、アリアケジャパンという調味料の会社があります。アリアケジャパンがインドネシアに子会社をつくりました。

 

まさにこの人口構成を見たときに、「そりゃインドネシアに工場をつくるべきだな。子会社をつくるべきだな」って思いますよね。これから人口が増加し、3億人を超えますからね。ということで、この図をよく頭の中に入れておいていただきたいわけです。

 

もう少し具体的にデータをいくつか見ていきましょう。例えば、世界の食市場、加工食品、外食産業です。

 

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これは農水省の統計ですけれども、2009年時点に世界では340兆円ぐらいのマーケットだったものが、2020年には680兆円、倍に増えます。日本の数字は今ここに掲載していませんが、恐らく横ばいでしょう。世界の食市場はめちゃくちゃ増えると農水省は予測してるわけです。

 

さて、皆さんに1つ質問です。確かに世界の食市場が成長するということは、先ほどのグラフを見てもなんとなく、大体イメージがわきますよね。ただ、この統計を見ると、倍になってますよね。

 

340から680って2倍です。世界の人口はそこまで増えてなかったですよね。増えていますが、10年で倍、というわけではないですよね。なぜこんなに世界の食市場は急激に拡大すると農水省は予測したのでしょうか?なぜだと思いますか?(⑤へつづく)

2017.05.09

カテゴリ:メディア情報

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