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「初心者にもできる株式長期投資」第1回 今のマーケットってどうなっているの?①
公認会計士の日根野健が、最近株式投資をはじめた初心者の方向けに基礎から分かりやすく解説します!全6回のセミナーです。
—– 投資に対するスタンスは「長期投資」!
こんばんは。アクションラーニングの日根野です。今日はよろしくお願いします。
今日は長期投資ということで、いつもより初心者の方向けの内容をお話ししていきたいと思います。
「もう日根野の話は何度か聞いたことがあるよ」という方には、復習の意味を兼ねて聞いていただければと思います。
ちなみに、「日根野の話を過去に聞いたことがあるよ」という方は、何回ぐらい聞いたことがありますでしょうか。
初めての方が多いですね。ありがとうございます。今日は特に初めての方に分かるようにお話ししていきますね。20回、30回の方は本当にありがとうございます。
「いつものように話しとるな」と温かく見守っていただければと思います。
初めての方が多いので、少しだけ簡単に自己紹介をしますと、私は公認会計士です。
今はあまりしておりませんが、上場会社の監査をしたり、今も中小企業のアドバイスなどをしています。仕事をしつつ、株式投資が大好きで自分でもたくさん株を持っています。
奥さんには言えないぐらい買っています。株価が上がっても下がっても面白いですね。楽しむというところが私の基本スタンスです。
今日お話しする前に、投資に対するスタンスを確認しておきたいと思います。
私どもの会社はアクションラーニングという会社ですけれども、アクションラーニングの投資に対するスタンスを確認しておきます。
今日のタイトルにもありますように「長期投資」です。
長期というのは、5年、10年です。一番理想的なのは、ずっと持ち続けられるということです。「売るときがないな」という株を買える、これが一番理想だと思っています。
ですので、今日も長期投資の話をしていきます。テクニカル的にどう、というような話は今日はあまりないです。
アクションラーニングは、今申し上げたように長期投資が基本です。我々個人投資家が「世の中をよくしたいな」という思いを持って投資をすれば、世界が良い方向に変わるんじゃないかなと思っています。
ただ、今ご質問がありましたように、「インカムゲイン狙いですか?」ということですが、そうではありません。もうバリバリの値上がり狙いです。
ただ、値上がりしても売らずに長期投資できるというのが一番理想だという考え方です。
アクションラーニングでは主にこのようなオンラインセミナーの提供、子会社のアクションプランニングではもう少し個別的な、家計に踏み込んだアドバイスを行っております。
家計に対する投資の割合の見直しや、株のポートフォリオのアドバイスが中心になりますが、そういう家計の見直しとか、資産構成の見直しの相談などに乗るのがアクションプランニングという会社です。
京都の会社です。長期投資っぽいでしょう。先ほど申し上げたように、アクションラーニングの投資スタンスは長期投資で、特に「ちゃんとビジネスを見ようよ」ということです。
—– 今の株式市場はどうなっているの?
では、早速本論に入っていきたいと思います。まず皆さんに質問ですが、最近の株価の乱高下で一喜一憂している方はいらっしゃいますか。
ほぼすべての方がしていますよね。私もしました。やはり株価が上がったら気分も上がりますし、株価が下がったら気分が下がります。それが人間の本音だと思います。
でも、そこで一喜一憂に振り回され過ぎずに、心の片隅にちゃんと冷静な自分を持っているということは大事だと思います。では、どうすればその冷静な自分を持てるのかということをお話ししていきます。
本能的には、やはり自分の資産が減るのは怖いですよね。当たり前ですが、自分の持っている財産が減るということは、人間の本能からすると怖いわけです。
とても当たり前な反応ですね。でも、それだけでは投資は成功できないので、もう少し知識、知恵によって気分の浮き沈みを抑えようということです。
今の株式市場はどうなっているのでしょうか。今日のタイトルにも書きましたが、「今のマーケットってどうなっているの?」。
株価の変動が激しいですよね。1日当たりにどんどん株価が上昇したり、驚くほど下落したりしてすごくボラティリティが高いといいますか、値動きが大きいですよね。今の世界経済のリスクって、何だと思いますか。
「原油安」、「金融不安」、「ドル安」、「ISIS」、「サウジ」、いろいろありますよね。中国では景気が減速していますよね。
民間企業、地方政府もたくさんの債務を抱えています。これもリスクです。昔の日本のバブル崩壊時のようなことが、きっとこれから中国で起こるのでしょう。
また、資源国の景気も心配ですね。資源価格が下がり、資源国の景気が悪化する。特にロシアやブラジルの景気が心配ですね。ブラジルは、オリンピックがあるにもかかわらず、GDPがマイナス成長ですよね。
日本についても東京オリンピックまでは景気は悪くならないという意見もありますが、今年オリンピックがあるブラジル経済はすごく停滞しています。
それから、アメリカのハイ・イールド・ボンド、特にシェールオイル、シェールガスに関連するエネルギー関連の企業に対する債券、リスクもあります。貸し倒れのリスクが高まっています。ドイツ銀行も話題になりました。
このように世界中を見渡せばリスクがたくさんあり、株価が乱高下する理由もたくさんあるわけです。
それら1つ1つのリスクも大事ですが、リスクより大事なことを今からお話ししていきたいと思います。(②へつづく)
2017.04.24
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