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教育ってなに?

私が教育について考えるようになった一番大きなきっかけは、
高校の保健体育の先生との出会いだったのだと思う。

この保健体育の先生が、すごい。

ただ、パッと見た感じ、まったくわからない。
大阪のオッサン、といった雰囲気で、
まさかこのオッサンが小難しい社会学者だの心理学者だのを引き合いに出して教育問題を分かりやすく(?)説明してくれるとはとても想像できない。

意外性は間違いなく超一流だ。

しかも、あろうことか、私のことを
「よう! エロケン」
と呼ぶ。
(先生こそ間違いなくドスケベだと思うのだが)

ともかく、高校生のときには、なんとなく、
「すごい人なんやろうなあ」
と感じていたけど、うまく表現できなかった。

ただ、
「教育問題について真剣に考えていて、
 その考えた結果や試行錯誤のプロセス自体を
 生徒にフィードバックして実践している」
という姿にとても共感できたのだと思う。

一生懸命な大人って、意外に少ないから。

この夏、一緒に飲みに行く機会があった。

話した内容は難しくて再現できないが、
ピアジェとワロンを引き合いに出して、
教育問題を熱心に語っていた。

その熱は昔と変わらず、
とても刺激になった。

歳月が経過しても
その問題意識や熱が失われていないというのは
うれしいものだ。

私の関心は、
「教育内容と現実社会との乖離」
もしくは
「乖離していなくても、教える側のなかでは融合できておらず乖離した状態である」
という点にある。

教育内容が現実社会にどのように活かされているのか?
という視点なしに難解な事柄を学習せよと言われても、
なかなかできるものではない。

また、現実社会が大きく変わっているのに、
学校での教育内容にそれが反映されていないということもある。

株式投資なんかはその代表的な例だと思う。

年金制度にしても確定給付型から確定拠出型への移行が散見される。
いままで株式投資について勉強してこなかった会社員が、
忙しい時間の合間を縫って株の勉強を遅ればせながら始めるのだ。

しかし適当な教材というのが、ない。

ともかく
現実社会と乖離した(ように見える)内容をどれだけ学校教育で扱ったとしても、
それは子どもたちにリアリティを持って受け止めてもらえないということだ。

家に帰ってテレビをつければ
ロクに勉強などしなくても大金を稼ぐ若い芸能人たちがいっぱいいるのだ。
彼ら彼女らはキラキラ輝いている。

現実社会から乖離した学校教育よりも、テレビの中でキラキラと輝く同年代の芸能人の方が、彼ら彼女らにとってはずっとリアリティがあるのだ。

このままじゃ日本、ダメになりますよ、きっと。

そう思いませんか?

しかし、若い世代にも古い世代にも
憂国の志士はおります。

私はビジネスを通して
そういう人たちと出会えることを
とても楽しみにしています。

2007.09.01

カテゴリ:ブログ更新情報

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